その影も・・・少しずつ・・・音を立てて消えて行く・・・

久し振りに読むと、読んでいた当時がよみがえる作品と、読んでいた当時の自分と今の自分を比較しながら読んでしまう作品ってあるよね
私にとって木原敏江の「夢の碑」シリーズがまさにそれ
ようは耽美な男達が、諸行無常を纏って消えて行く・・・乱暴に作品内容を要約するとこんな感じなんだけど、中学生の頃だったか?私はそれこそこのシリーズを何度も何度も読み返して、何とも言えない切ない気分に浸っていたもの
当時はなんか「切ない気分」がマイブームだったのか、そういう「あぁ、終わっちゃう」的な寂しさのある作品ばかり好んで読んでいた気がする(「風恋記」のラストとか切な過ぎる!)
エンドレスを求めていたと言えるかも知れない
X-ペケーみたいに可笑しな日常が続く様な
でも、2年位前に小学生の頃からバカにしていた、一昔前のジャンプ漫画を衝動買いするようになった時期があって、その時期に初めてドラゴンボールとジョジョとダイと幽白まともに読んだんだよね
で、なんか最近は耽美系をあまり読まなくなった感じ
一時期ハマり過ぎたから飽きたのか、それとも切ない思いをする事を避けているのか?
兎に角、ファンの人もそうでない人にも、「夢の碑」シリーズは御勧めです