愛は､崩れゆく中で 華と咲き乱れて･･･

岡田芽武の代表作、SHADOW SKILL
なんかまた一気に九巻迄読んでしまった
余りﾒｼﾞｬｰな作品とは言い難いかも知れないので簡単に説明すると､格闘ﾌｧﾝﾀｼﾞｰもの
主人公ｶﾞｳ･ﾊﾞﾝは｢ｳﾞｧｰﾙ｣と呼ばれる､所謂無手での格闘技の修行者で､彼が多くの強者やﾗｲﾊﾞﾙ達との闘いを経て､真に強き闘士になってゆく･･･とまぁとても判り易い内容
だがｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞな話であるが故に､完結させるのは容易でなく､飛び飛びでもう十数年描き続けている作品でもある（完結したのかどうかすら私は知らない）
余り人には勧められない作品である
展開はぐだぐだだし､ｼﾅﾘｵは練られているとは言い難いし､絵柄は安定しないし､台詞回しは細かい屁理屈ばっかりで判りにくいし･･･
何よりも以前にも書いたと思うけど､作風は車田正美にｸﾘｿﾂ(･∀･)で､彼の漫画が嫌いな人は読むべきではない
だが､車田漫画に似ているというのは表面上だけではなく､そのｽﾋﾟﾘｯﾄにもいえる事であり､私もそこが気に入って（最初は気付かなかった）読んでいるらしい
兎に角熱い
九巻の最後の方で､真の意味で主人公と対比されるべきﾗｲﾊﾞﾙっぽいｷｬﾗ､｢ﾚﾝ･ﾌｳﾏ｣が悲壮な決意で主人公に挑むのだが､思わず涙しそうになった･･･やっぱり私はこう言うちょっと屈折した少年が好きなようだ
車田作品､特に｢聖闘士星矢｣あたりが好きな人には御勧め
因みに岡田氏は現在､ﾁｬﾝﾋﾟｵﾝREDにて、まさしくその｢聖闘士星矢｣の外伝､｢ｴﾋﾟｿｰﾄﾞG｣を描いている。こちらは流石に｢星矢｣本編を知らないとわけがとわからない思うが､岡田作品の中では最も完成されている･･･岡田車田両方のﾌｧﾝならば､超御勧め
今回はなんか宣伝っぽいな